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ミヨシの技術営業職を志望される方に読んでいただきたいQ&A

ミヨシでの営業・広報担当とはどんな仕事内容ですか?

一つ目は「お客様が作りたいものを実現させる」仕事になります。
営業というとモノを売る仕事というイメージがありそうですが、弊社の場合はお客様と一緒に良い製品を作り上げる、いわばものづくりの伴走役のような役割が営業の仕事になります。
お客様から言われたことをそのまま作る仕事ではなく、培った技術や経験を基に、起こりうる課題を抽出して課題解決案を提案することで、手戻りやトラブルなく最小労力で良い製品を作り上げていきます。
生産時の省力化はもちろん、良い製品を作るためのお手伝いをすることで、結果としてライフサイクルの長いものをつくることにつながり、環境に配慮したものづくりへと通じると考えています。

もう一つは私たちの技術や取り組みを多くの人に知ってもらい、必要な人に情報や製品を届ける仕事です。これはとても重要なことですがものづくり企業、特に職人の多い工場が苦手なことでもあります。私たちの技術や製品を必要とされている方に知ってもらえれば、困っていることに対しての解決や必要なものをより身近にお届けすることができます。
工場はものを作ること、刻々と進化する技術の向上に重点を置いて仕事をしていますが、その技術は知ってもらえなければ世の中の役に立つことができません。

技術職が常に技術を研鑽する一方で、営業・広報職はその技術やサービスを多くの人に知ってもらい自社の事業で社会の役に立つことを実施していきたいと考えています。

どんな方に技術営業職として働いてほしいですか?

最も大切にしたいのは、「お客様に寄り添い一緒にものづくりをする」姿勢と知識を持てる方です。お客様の言うとおりに動くのとは少し異なります。BtoBの場合、ほとんどのお客様にとってはお客様の先にさらにお客様やユーザが居ます。私たちは何をゴールとして動くかをお客様との話し合いでしっかり見極め、お客様に満足していただけるような仕事がしたいと考えています。
また、私たちに仕事をお願いされるお客様の多くは、素晴らしいアイデアや企画を所持しており、世の中に出したく、あとは製造に関わる知見が必要という方々です。私たちはものづくりのプロとして、お客様が作りたいものが適正でより良いものとなるようお手伝いしていきたいと考えています。

働くために必要なスキルや技術、資格は必要ですか?

資格に関してはお客様に製品をお持ちしたり、展示会の設営で展示物を運ぶなど、荷物を持って移動することもあるので普通自動車免許があると助かります。 スキルに関しては求めませんが、他人への気配りができ、文章力やビジネスマナーの向上に意識を傾けている方であれば向いていると感じています。

パソコンのWordやExcel、Power Point等を使って文章や表、プレゼン資料を作れるとより良いです。 また、illustratorやPhotoshopなどのデザイン系のソフトを使える方も歓迎いたします。

ミヨシで働くとどんなスキルが身に付きますか?キャリアアップにつながりますか?

弊社で働くことで得られるスキルアップは、段階的に、製品の加工に関する知識→品質管理→コミュニケーションスキル→製造における課題解決能力として身に付きます。
特に課題可決能力が身につくにはかなりの経験が必要ですが、このスキルが身につくことでお客様が困っていることを、自身の助言で解決できるようになり、お客様からも信頼して仕事を任されるようになります。

ミヨシでの働き甲斐はどんなところですか?

ものづくりで人の役に立つことができます。試作開発案件では、まだ世の中に出ていないようなものをお客様と一緒になって作り上げていきます。
試作は製品になるまでのとても大切な過程で、様々な課題がおこりうるため、それを解決しながらものづくりを進めていくことは容易なことではありません。しかし、「自分たちが関わって良い製品ができた」と感じたとき、「世の中に出て使っている人の役に立っている」場面を見たときなど、この仕事に携わって良かったと心の底から思える瞬間があります。
営業はお客様と接する機会が多いため、最先端のものづくりをするお客様と一緒にものを作り上げていくことで、自社の技術力も上がり、自分自身としても成長していくことを実感できるはずです。
ミヨシが今までに製作してきた事例に関してはこちらのページをご覧ください。自社製品についてはミヨシ工房に詳しく掲載しています。

ミヨシで働くことによる社会貢献についておしえてください。

プラスチックの試作製作に約40年携わっており、様々なトライアンドエラーを経験してきました。成形方法や金型の仕組みを常に進化させ、新しいことにチャレンジしてきました。
近年ではマイクロプラスチック問題が浮上し、プラスチック製品に対する消費者意識に変化が表れてきています。

そこで私たちは以下の取り組みを行っています。

1.マイクロプラスチックの分析、評価をしている団体に技術協力
プラスチックが海洋上に漂い、微細化していきマイクロプラスチックとなっている現象が近年わかってきました。「プラスチックは良くない」と一概に決めてしまうのではなく、何が原因でプラスチックが流出してしまうのかを把握する必要があります。原因がわからず、思い込みや周りの雰囲気で対策を講じても、本当の解決にはなりません。
そこで、プラスチック部品を製造している会社としてマイクロプラスチックの分析を行っている一般社団法人ピリカ様が行っているマイクロプラスチック分析のお手伝いしております。
2.石油由来のプラスチックを減容して自然由来の原料にシフトしていく
石油由来のプラスチックは軽量でありながらも、強度が高く非常に便利な材料です。自然由来の材料にシフトしていくことはとても良いことですが、もともと使用していたプラスチックにたいして機能を担保しながら代替えするのは少し難しいと感じています。そこで、例えばもともと使用していた石油由来のプラスチックの使用を減らし、自然由来の材料を配合することで、「石油由来材料の減容」と「機能強化」を目的に、セルロースナノファイバー(CNF)や木粉をプラスチックに混ぜて使用する試験を続けています。
また、そのほかの環境面ではものづくりは地球上の資源を使って行われるものであり、資源を有効に使うことを意識し生産工程での省エネ化、ライフサイクルの長いものを作れるよう、機能、デザイン、品質を向上させています。
3.地域活性化を目指したオープンファクトリーを開催
ミヨシの所在地である葛飾区は、住工混在地域で小さな工場が点在しています。このような町工場は非常に高い技術を持ちながらも、一般の人に知ってもらう機会がほとんどありませんでした。町工場の社長は、ものづくりは得意ですが情報発信は苦手な人が多いです。
そこで、2019年から葛飾区と近隣の工場がワークショップ体験型のオープンファクトリーを開催することを目的として「かつしかライブファクトリー」を立ち上げました。かつしかライブファクトリーには9社が参加し、1年に一回開催しています。
参加者が工場に足を運び、普段聞くことができないものづくりのプロの説明を聞きながら、プロが使う道具でものづくり体験を行い、作ったものを持ち帰れるイベントです。
ものづくりがどのような工程で行われているか知ってもらう事で、作り手の想いや、ものづくりの楽しさや難しさを体験してもらい、世の中にあるものをもっと大切にしてもらおうという想いも込められています。
今後も地域活性とものの価値が再確認できるイベントを、地域の工場の仲間や社員全員で実施していきます。

未経験者でも可能ですか?また、学歴、年齢や性別関係なく働けますか?

未経験でも採用しています。
学歴や年齢、性別も関係ありません。
私たちは、3現主義と言って「現場、現物、現実」が重要だと考えています。営業や広報でも、現場で見聞きし自分で体験しなければ、社外の人に正しい情報が伝えられません。
そこで、ものづくりの経験がない場合は、営業や広報でも一通りのものづくりの技術を習得してもらっています。
技術職のように深く技術を身に付けるのではありませんが、自分で機械操作をして、自分の考えたものが作れるところまでは到達できるよう技術錬成を行います。

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